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2025.04.08
壁以外すべてが木部・鉄部の家
先日外壁塗装した家ですが、今では比較的に珍しい破風板・サッシュ廻り・天井等が全て木部の家でした。
今現在では新築で木部をそのまま出すことは防火法で禁じられています。
ですから、中は木造ですが外回りはケイカル板等を使い、もちろんサッシュもアルミサッシュしか使いません。
しかし昔の家はサッシュは当然アルミ(細かく言うともっと昔はアルミサッシュではなく、木造にガラスをはめ込んでいるもの、所謂建具という物でした今現在は全く見かけませんが、当社のリピーターさんの家で何件かはあります)なのですが、その周りを木部で囲っていて、雨戸を閉まっておく戸袋と雨戸を開け閉めする際に動かすための戸走りが木で出来ているものです。
そして、破風板と言って雨樋が付いている板が木部で、軒天もべニアと言う木で出来ているのです。
今の家と違い外壁以外が全て木で出来ていますので、当然傷みや劣化も激しくなります。通常今の家であれば石膏ボード・ケイカル板・窯業系サイディングで出来ていますので腐食するという事は滅多にありません。
しかしながら、木部は雨水にさらされますと水を吸収して腐って行きます。その為にペンキを塗って雨水の侵入を防ぎ、木が腐らない様にするのです。
しかし、どんなにマメに塗っても3年に1回くらいののペースで木部塗装を行わない限り腐食を防ぐのは困難です。
だからと言って3年位に1回仮設足場を組んでいたら、膨大なメンテナンス費が掛かってしまいます。
今現在塗料は各メーカーさんの努力により日進月歩い゛良くなってきております。
しかし、どんなに高耐性がある高い塗料でも、木部・鉄部が10年持つ塗料はありません。
木部と鉄部はマメに塗装しないと持ちません(雨が当たらない箇所であれば持つこともあります)
上記の写真のようにご自宅に木部が沢山使われている場合は、外壁が余り劣化していなくても早めの外壁塗装が望ましいです。逆に言えば木部の状態を見て外壁塗装を考えたほうが良いでしょう。
しかし、上記にも書きましたが、そんなに早いスパンで外壁塗装を行う事は難しいので、ある程度年数が経って木の限界が来たら、外壁塗装時に大工さんを入れて修復工事をすることをお勧めいたしまいす。
ある程度木の腐食が進むと塗料で修復する事は難しいので、仮設足場が掛かっているうちに最低限の大工工事をすることにより家をより長持ちさせることが出来ると思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。