ブログ
2024.04.30
屋根について
以前施工させて頂いた現場の事ですが、屋根に上りお見積りをしていますと、スレート瓦はしっかりしていて、前回塗装工事もしっかり塗られているので剥離もしておらず、普通に高圧洗浄で塗装すれば大丈夫だなとの見解でした。
ふと見ると屋根の棟(合羽部分)が浮いていて、横の釘もスカスカでした。中の様子を少し伺うと棟を止めるための中の垂木が腐っていて、釘が聞かない状態でした。
この状態で塗装工事をしても、塗膜が剥げるという塗装の不具合は出ませんが、台風などの強風が吹いた時に棟が飛ばされる恐れがありました。
修復自体は勾配がきつくなければ仮設足場なしで、しかも火災保険に入っていれば風害の特例を受けて施工する事が出来ます。
しかし、飛んだ棟が隣家の車や建物を傷つけたりしたら大変なことになります。
ましてや、人に当たったとなるとお金で解決できる問題ではなくなってきます。
状況によって中の垂木が腐っていなければ、横に釘を打ってコーキングを打ち水を入らなくするか、念のためビスで何か所か止めてあげれば問題ありませんが、中の垂木が腐っていては釘もビスも効きませんので、板金工事となります。
施主様にその旨をご説明して、板金屋さんにお見積りをして頂きました。このような工事はやらなくてもやっても良いという工事ではなく、必ずやらなくてはいけない工事ですので、施主様も追加費用となりますが、後々トラブルになる事を考えればご納得して頂きました。
外部塗装工事を行う前に板金屋さんに施工を頼み、胸を取り外し、腐った垂木も全て外し、新しい垂木を四方に入れてその後新しい旨を被せて工事終了となります。その後に当社の方で塗装工事をして納めました。
施主様にご確認いただくために写真を撮って見せて、しっかり直ったことを確認して頂きました。屋根の上の工事は勾配が緩いと下からは見えづらいので出来るだけ写真にてご説明をしております。
上記の通り、屋根の上は住んでする方は普段は気にしてみることが無い上に、勾配と立地によっては見えづらいので気にかかる場所があれば業者さんを呼んでご相談して頂くのが良いでしょう。
お塗り替えをお考えの方は
相模原で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。