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2024.02.19
瓦の葺き替え工事②
前回はセメント瓦の葺き替えの工事着工前について書かせて頂きました。今回はセメント瓦をスレート瓦に吹き替える大まかな工程について書かせて頂こうと思います。
瓦の葺き替え工事は当然ながら、仮設足場が必要となります。今回の様に外壁塗装工事が並行して行われない場合でも瓦を下すためにと、瓦を撤去する際に埃やゴミが舞うので、近隣にご迷惑をかけない為にも必要となってきます。
ですから、出来れば外壁塗装と一緒に屋根の葺き替えは行う事が理想的です。
もちろん雨漏り等で緊急を要する場合で外壁塗装工事の時期にはまだまだ早い場合はやむを得なく葺き替え工事のみを行わなければいけない事もあります。
今回の場合は外壁塗装工事わすべて終えてから、瓦屋さんに吹き替え工事に入って頂きました。
業者さんによってかも知れませんが、通常は外壁塗装工事を先に行います。
なぜなら屋根の葺き替え工事を先に行うと、その後塗装工事に入って全く汚さないことが難しいからです。
新しい屋根を全面養生しても、塗装工事の為に歩くことは不可欠ですし、壁とのちり際にどうしてもペンキが入る可能性があるからです。新しいものは傷が付いたり、ペンきが入り込むと新品の状態とは言えなくなってします。
しか吹き替え工事で外壁を汚しても外壁塗装工事の塗料があるのでタッチアップ等で直せば問題ありません。瓦屋さんもプロなので瓦の荷卸し荷揚げや作業中で壁を汚すことは滅多にありません。
瓦を下し終えたら、下地作りです。大工さんによって新しい野地板を貼って行きます。
古い野地板ではスレートがそのまま貼れない為全面的にべニアを貼って行きます。
そしてそのままスレートを被せると雨水が全て入り込んでいきますので、防水のルーフィングシートを貼り雨仕舞をしっかりと行います。
スレート瓦は貼る事で雨漏り防止となるものではありません。あくまでも下地のルーフィングを外部から守るカバーで雨水の侵入を防ぐものではありません。
よく言われるのが、「スレート瓦の屋根を3年前に塗装屋さんに塗ってもらったのに、屋根からもう雨漏りがしてきたのですが、これはその塗装屋さんの塗り方が悪いのでしょうか?」と言うお電話を頂きます。
スレート瓦の屋根塗装は防水塗装ではなく、あくまでも屋根のスレートを保護する塗装です。
スレートではなく下地のルーフィングシートが何らかの理由「経年劣化等」で切れた場合は当然雨漏りをします。その場合の修繕工事は塗装工事とは別物で屋根工事となります。
ルーフィングシートを貼り終えたら、最後にスレート瓦を貼って行って工事完了となります。
ご自宅の屋根がセメント瓦の場合はお早めに屋根替え工事を行わないと廃棄に費用が嵩んだり、最悪の場合、アスベストが含まれている瓦ですと、廃棄出来ないそうです。
心配であれば工事を行わなくても、業者さんを呼んで調べてもらうのも良いと思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。