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2023.10.20
外壁サイディング塗装の種類
ひと昔前の新築の家はモルタルが多かったのですが、今は外壁は殆どがサイディングで施工されています。(ジョリパット等の塗り壁も少しはまだありますが)ですので当然家の塗り替えもモルタルよりサイディング壁のほうが多いような気がします。
サイディングの場合何のパターンもなく、白なら白、黒なら黒というような場合であれば塗り替えもお好きな色で塗り替えてよいと思います。ただ最近のサイディングは色々な模様がある高意匠サイディングが多く(タイル調であったり、レンガ調であったり)その外壁塗装方法の事を今日は書きたいと思います。
高意匠サイディングを塗り替える場合、1色で塗り潰す前提でお話しされる方が半分位いらっしゃいます。又今のこの模様が気に入っているので同じ色で色分けして塗り替えてくれとおっしゃる方もいらっしゃいます。そのような方々にいつもご説明しているのが所謂クリア仕上げです。今の状態を保ちながら、艶を出して(艶消しも選べます)建物を保護する塗料です。
1色で塗り替えると感じが変わってしまいますし、今と同じ色で塗装は簡単なタイル調であれば出来ない事もないですが、手間代が掛かります。
ですのでクリア仕上げが一番お勧めとなります。色々なメーカーさんからクリア塗料が出ていますが、よく使われているのがニッペのUVプロテクトクリアーです。
このUVプロテクトクリアーには アクリルシリコンとフッ素の2種類があり、施主様のご希望によって選ぶことが可能です(当然フッソのほうがお値段がかかります)
このUVプロテクトクリアーは調高耐候で協力に結合した分子構造と紫外線吸収剤の働きで、外壁の劣化を長期間抑えます。表面に付着した汚れを雨で浮かせ流し、防カビ・防藻性にも優れていてサイディングボードを新築時に近い状態で長期間維持できます。サイディングのクリア仕上げも当然サイディング塗装ですので縦目地・サッシュ廻りのシーリング工事が発生いたします。ただこの場合は仕上げが透明なので既存のシール色(外壁サイディングに近い色)に合わせてシーリング材に色粉を入れてシーリング工事をしていきます(塗りつぶしの場合は大抵は白色のシールです。)
上記は艶ありですが新築時の様に綺麗になります。(艶消しを選ばれる方もいますが殆どの方が艶ありを選ばれます)但し、このクリア仕上げを行うには1つ条件がございます。
当たり前ですが、クリア仕上げという事は今現在のまま艶が出る状態という事です。ですので細かい傷や落ちない汚れ等は当然そのままです。(塗料による補修が聞かない状態)言い換えると新築時から15年前後経過していると程度の差こそあれ汚れや傷はあります。それを気にしないレベルなのかどうかの話です。
経験上、15年経過しいますとクリア仕上げではあまり綺麗にならないレベルなので施主様には色で塗り潰す方向でお勧めしています。それでもクリアが良いというのであればクリア仕上げで行います。
当社では基本塗装料金がほとんど変わりませんので。サイディングの外壁塗装のクリア仕上げは新築時からあまり経過しないで、早めのお塗り替えをお勧めいたします。
高意匠サイディングのお塗り替えを検討している方は
相模原市で外壁塗装工事専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談を