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2023.08.25
マンション等の解放廊下及び階段の防水工事①
今回はマンションやアパートと言った集合住宅の解放廊下及び階段の防水工事について書きたいと思います。
古いマンションやアパートですと解放廊下や階段はモルタル剥き出し状態か、何か塗膜の床材か防水塗料が塗ってある場合が多いと思います。その状態からの修繕工事ですが施主様の意向と工事料金にもよりますがざっくり2通りの修繕方法がございます。
一つは既存に塗膜が塗ってある場合でなるべくコストをかけたくない場合はそのまま床材を塗るか防水塗料を塗るかの工事となります。但し、この場合集合住宅に誰も住んでいないら問題ないのですが、新築でもない限り居住者はいるでしょう。
そうなると塗膜で工事をする場合は半分づつ塗膜をかけていくという説明を居住者の方にしっかり説明しないといけません。塗り物は塗った瞬間に乾くものではないので、一定の乾燥時間を必要とします。
塗装する材料によりますが、乾燥時間が早いものもあれば、遅いものもあります。住まわれている方にも生活がありますので外出しないで下さいとか、帰ってこないでくださいとは言えません。
仮に表面が乾いたとしても人の体重で歩けば塗膜をよじり跡が残ります。半分づつ工事を施工してもうっかり歩いてしまったという事もありますし、集合住宅の解放廊下・階段の修繕工事に床塗装・防水塗装等の塗装工事は出来ないとは言いませんが、かなり手間がかかる難しい作業となります。
ですので近年は長尺シートを上から貼るという工事を多いと思います。長尺シートとはメーカーで言うと タキロン(タキストロン)やタキステップとかの防滑性ビニール床シートです。マンション解放廊下・階段・ベランダ・バルコニー等に使われる 防滑性・耐水性・衝撃音吸収性に優れる床材です。
近年の分譲マンションの解放廊下やベランダや階段は殆どこの長尺シートの仕様になっていますので皆様も一度は見たことが有ると思います。
この長尺シートの施工の場合塗膜を入れる塗装工事と違い上から貼って行くので基本的に貼り終わったところはすぐに歩行出来ます。
ですから居住者の方が歩きづらかったり、うっかり踏んで靴が汚れた等のトラブルもありません。防水性にも優れており、足音等も鳩首してくれます。何よりも色々な柄があり綺麗で高級感が出る上に掃除も簡単で長期的に美観を保ちます。
当社でも集合住宅の解放廊下・階段の修繕工事を外壁塗装工事と共に行いますが、近年は圧倒的に後者の長尺シート施工が多いです。塗膜を入れる塗装工事も無い事もないですが、基本的には上記の理由で施主様には長尺シート施工をお勧めしております。
今回上記の写真のマンションも外壁屋根塗装工事と一緒に解放廊下・階段を長尺シート施工で承りました時の写真です。
まず長尺シートを貼る前に外壁・屋根を高圧洗浄をするときに一緒に解放廊下・階段の床の汚れを落とすため綺麗に洗います。その後簡素させた後に、このマンションは階段が鉄部なので先にササラと蹴込をエポキシ錆止めし、乾燥させ指定された色で上塗りをかけます。
これで長尺シート貼の下準備は完了です。次回は長尺シート貼本番について書きたいと思います。
長尺シート貼に興味がある方は
相模原市で外壁塗装工事専門のプロフェッショナル 川口塗装株式会社にお問い合わせを。