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2023.08.23
屋上のウレタン防水塗装工事①
外部塗装工事所謂ペンキ屋さんの多くは防水塗装工事も兼ねている業者さんが多いと思います。
但し、塗装業者さんによっては、全ての防水工事が自社施工で出来るというわけではありません。なぜなら、塗装工事屋さんと防水工事屋さんは別の職業であり、塗装業者は一般的に外壁・屋根等のペンキの塗り替え工事を主としてその中で、ウレタン防水等塗膜防水塗装を兼ねている場合が多いです。
しかしながら防水屋さんはその名の通り新規・修繕の防水工事がメインでその中にも色々あり、シート防水(ゴムシート,塩ビシート)やFRP防水や長尺シートやウレタン防水(通気方法・密着方法)等色々な防水工事を主として行い、似たような職業ですが防水屋さんはペンキ塗りは一切できません。
塗装業者さんによりますがウレタン防水以外は防水屋さんに外注する業者さんもいてもおかしくありません。今回はとあるマンションの屋上防水を行った時の工程や注意点を書きたいと思います。
このマンションの屋上は既存シート防水の上にウレタン防水がなされている下地で当社がお仕事頂いた時からその状態でした。ですから竣工時はシート防水で一度防水塗装工事の修繕でウレタン防水を流し込んだのかなと思われます。
今回当社で本防水を行うのは2回目なので㎡数も塗り工程も材料がどの程度かかるのかもわかっていたのでそういう意味では事前準備は比較的楽でした。ただ5Fで(エレベーターなし)800㎡くらいあるので材料を屋上にあげるのが一苦労でした。(材料屋さんに手伝っていただきました)
ウレタン防水とはウレタン樹脂の液状のものでそれを複数回塗り、防水効果が得られる塗膜の防水材です。ウレタン防水のメリットは非常に優れた防水性を持ち、屋上・ベランダ等屋外の陸屋根に多く用いられます。ウレタンは対候性が高く、紫外線や雨風雪などの自然の要素に対して耐性あるので長期にわたり効果を維持します(約10年)また、ウレタン防水は比較的軽量なので建物に負担をかけることもなく、柔軟性があり建物の伸縮に追従し温度変化による建物の収縮や膨張に対して耐性を示しひび割れや剥がれを最小限に抑えます。おそらく塗装業者さんだったら誰でも扱える防水材だと思われます。
前述もしましたが防水工事には色々なやり方があります。今回はウレタン防水塗装工事と当社が判断し管理組合様にご提案しご納得の上施工を行っているという流れです。もし、違う業者さんが来たら全く違う防水工事の方法を提案しても何も不思議ではないと思います。予算もある事ですので低予算で現状に合った最適な方法で長期間防水幕を持たせる工法を相手方にご提案して、相手方も理解したうえで、その防水工事の工法を選択して頂くのがベストだと思います。
次回はウレタン防水塗装工事の工程等について書きたいと思います。
屋上やベランダの防水塗装工事も
相模原市で外壁塗装専門の川口塗装株式会社にご相談ください。