なぜ外壁塗装と屋根塗装に高圧洗浄は必要なのか

今回は外壁塗装・屋根塗装つまり外部塗装工事に高圧洗浄はなぜ必要なのかという事を書きたいと思います。

先日、お見積りのご依頼があり「屋根塗装工事をお願いしたい」との事でした。住所を聞いて、日時を決めてお伺いしたところ、「外壁はまだ綺麗なので屋根だけ塗装したい」との事でした。聞けば前回外壁塗装から8.9年経過しているそうでどういう理由か屋根だけ汚れ・剥離が起きていたので今回屋根だけの塗装を考えたそうです。

過去にも結構な割合で屋根のみの塗装をご希望される施主様がいらっしゃいましたが、その都度ご説明しております内容を書きたいと思います。基本的に外壁塗装工事・屋根塗装工事には高圧洗浄は必須工事です。

壁・屋根は外部環境にさらされるため時間と共に汚れやカビが付着してきます。汚れやカビが長期間付着すると塗膜や建材へのダメージを引き起こすことが有ります。特にカビは表面を侵食し建材の劣化や腐食を促進させる可能性があります。そして外部塗装工事　外壁・屋根のメンテナンス塗装を行う時に表面を高圧洗浄で綺麗にしておくことが重要です。

汚れ・カビ等が残っている状態で塗装を行いますと塗膜が十分に密着せず耐久性や美観に影響を与える可能性があります。酷い場合は屋根塗装をして3～5年位で塗膜の剥離を起こしクレーター状になるケースもしばしばです。

このような理由で高圧洗浄という作業は必ず行わないと後で不具合が生じます。では「じゃあ、洗ってよ」という流れになりますが、勾配が緩く、尚且つ廻りに家や車が一軒もなく、汚れや水が周囲に飛散しても大丈夫な特殊な環境であれば仮設足場なく高圧洗浄費と屋根塗装費のみで施工する事が可能です。

しかし、相模原市周辺にお住いの多くの施主様は近隣の家があり、車がありと何かしらある状況だと思います。その場合当たり前ですが、仮設足場なしで高圧洗浄を行った場合必ず近隣に水・汚れが飛散します。それを防ぐために仮設足場とメッシュシートで建物を囲い　高圧洗浄による汚れ・水が飛散するのを防ぎます。仮設足場を立てると当然そっくり家1軒囲いますので外壁塗装工事も出来る足場となります。屋根部分だけを囲う事は不可能なので。

ここで前回塗装から何年なのかと初めての塗装であれば建ててから何年経過しているのかという事が重要になってきます。外壁・屋根塗装を施工して前回から7.8年であれば余程屋根の状態が悪くないのであればあと2.3年の待ってその時に外壁・屋根塗装を行うほうがコスト的にも良いという事を説明します。逆に前回塗装から10以上経っているのであれは今回屋根塗装をするのであれば外壁塗装もやったほうがコスト的に良いと説明します。

結局10年以上経過している外壁もあと早くて1年遅くとも2.3年経てば外壁塗装を行う必要があるからです。無駄に会仮設足場代を2回も払うのはもったいないのでどちらにしても壁・屋根はセットで行うほうが色々な面で良いと思います。ほとんどの外壁塗装会社さんは屋根・壁別々で塗装工事をするよりまとめて塗装工事したほうが塗装工事料金も安くなると思います。でも、最後は結局施主様の考え方だと思われるので絶対一緒に施工しなきゃダメという事ではありません。

当社のお客様でも上記の説明をしても「今回は屋根塗装だけでいいです」という方も多くいらっしゃいます。あくまでも塗装工事の方法論の一つとしてご説明差し上げてますので無理に強く推すことはないです。なぜ高圧洗浄が必要なのかという話から少しそれましたが参考にして頂ければと思います。

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