塗装工事の塗料選択と対応年数に関する事③

前回までは、「何年に一回塗装工事をすればよいの」と「なんの塗料を使用すればよいの」等のご質問に対する簡単なご回答を私見ながら、述べさせて頂きました。

今回は最も多くお客様にご質問される中の最後の一つ「何時塗装工事を行う事が良いのか」という点についてお話しさせて頂きます。

③「何時塗装工事を行う事が良いのか」

この質問も、お見積り時や施工前によく質問されるものです。この「何時」とは、大体季節の事を指しており、春が良いのか、夏が良いのか、秋がよいのか、冬がよいのかなどの意味合いでのご質問です。お客様にとっては何十年に一度の高いお値段を出してのお塗り替えなので、季節を間違えて、後々塗装に問題が起きるのは避けたいという思いはごもっともです。

これについてお答えすると　極論から申し上げますと「何時でもよい」と言うのがご回答となります。もちろん雨が降っていれば当然塗装工事は出来ません。雨・雪が降って出来る外壁塗装工事は仮設足場の組み立てと、高圧洗浄のみです。それ以外の天候であれば365日基本的には何時でも良いと思います。

昔から言われる「夏場は塗料が乾燥してダメ」とか、「冬場は塗料の伸びが悪く、乾燥しないのでダメ」というイメージがあるので、未だにお客様から良く夏・冬はダメなんでしょ?みたいなことを言われます。確かに50年前位はそのような事がありましたが、今は、メーカーさんの企業努力により、塗料も進歩しており、夏・冬関係なく塗装工事が行えます。

例えば、弱溶剤の2液型などは混ぜてしまえば気温関係なく、ある一定の時間が来ると硬化しますので、夏場だろうが、冬場だろうがあまり関係ありません。

水性に関しても水と言う文字で乾燥しにくいイメージがありますが、今の水性系塗料は外壁に塗装すると10分から15分で表面は乾燥いたします。このように昔と比べ塗料が劇的に進歩しているので、基本雨・雪等が降っていなければ問題ありません。(但し、気温が5度以下の場合は避けた方が良いと思います。)

仮に乾燥が遅いと仮定しても、塗装工事は乾燥時間が必要なので、今日下塗りを入れたら次の中塗りは次の日行うという工程を踏むので、乾燥に問題はありません。

たまにお聞きするのは1日で午前中に1回塗って、追っかけで午後にもう一回塗装する業者さんがいると言事ですが、基本的にはやめて頂くようにお願いしたほうが良いと思います。

他の仕事と違い塗装には乾燥時間が有るのでそれをしっかり守らないと塗料の完全な効果が得られません。それどころか後々の不具合につながる事になりかねません。

また、よく聞くのが「出来れば、雨の無い時期にお願いしたい」とのご要望ですが、正直梅雨時でも年によっては空梅雨の場合もありますし、秋口にしますと台風シーズンとなり、春先となれば春雨前線が停滞する場合もあります。

冬場は雪が降る恐れもありますし、正直どこのシーズンを選んでも雨に当たるときは当たると思います。雨が降れば当然、塗装工事は出来ませんので単純に施工期間が延びるだけです。

それも2週間ずっと雨なんてことは滅多にないので、天候はあまり気にしないほうが良いと思います。

雨が降っている、又はすぐ降りそうな天候の場合は業者さんが施工すると言っても施主様が天候を心配されるのであれば「今日は施工をやめてください」とぃって帰ってもらっても良いと思います。

大概の塗装業者さんはお客様にお伺いすると思うのでそこで意見・希望を述べて頂ければと思います。

以上の様な理由で外壁塗装工事は何時のシーズンでもあまり気にせず行っても良いという事になります。あとは施主様と塗装業者さんでお打合せですり合わせて行けばよいと思います。

お塗り替えをお考えの方は

相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談下さい。