サイディングの補修工事①

今回は当社で施工した集合住宅の外部塗装工事を行った時に起きたことを書きたいと思います。

集合住宅アパートのお見積りのご依頼をリピーター様からお願いされ、お見積りを提出し、外壁塗装工事を請け負いました。色々細かいお打合せで色・工期等を決めて居住者様にその旨を通達させて頂き、スムーズに塗装工事に入らせて頂きました。

仮設足場を建てて、一番最初に高圧洗浄をするのですが、その時に一番上の階(３F）の窓の下のサイディングが水を吸って大きく膨らんでいました。よく見るとサッシュ又は、花壇受けの周辺に亀裂が入り、雨水の動線となっていて、雨が降るたびにサイディングの中に流れ込んでいる状態でした。

高圧洗浄が終わり、黙って塗るわけにもいかない程、酷い状態でしたので施主様に報告し、一緒に見て頂きとりあえずハウスメーカーに施主様が、対応できるかどうか聞いてみて考えようとなりました。

その後ハウスメーカーさんからは既存のサイディングが無く、今から作ると3.4ケ月かかるとの事で、そこまで仮設足場を置いておくと、当然アパートに住んでいる方々に多大なご迷惑をかけることとなりますし、仮設足場という物は普通に3.4週間であれば最初に決めた金額で収まりますが、2.3ケ月となりますと、当然追加費用が掛かってきます。そこの現場に仮設足場の部材が2.3ケ月使われていると、足場屋さんが他の現場に仮設足場が建てられなくなるという状況になる恐れがあるためです。

また、金額は聞いていませんが、30年前のサイディングを今一から作るとすれば、当然コストはかかると思います。100枚、200枚ならまだしも、1枚だけなら、なおさらだと思います。それに、基本的にハウスメーカーさんは元受・下請け・下請け・・・・と言う形なので町の塗装業者や大工さんに直接頼むよりは、割高となります。これは、ボッタくりとかではなく、かかる経費の差だと思うので、しょうがない事だと思います。

また、人によっては知名度のあるハウスメーカーさんに任せておけば安心だという考えを持つ方もいらっしゃるので、どちらが良いとは一概には言えないと思います。

上記の様な状況でしたので、施主様と相談して「ハウスメーカーさんだと、時間がかかってしまうので、川口さんの方で大工さんとサイディングの手配をしてください」との事でしたので、塗装工事と共に引き受けさせて頂きました。

外壁塗装工事・屋根塗装工事を依頼されますと今回の様に付随工事が発生する事が多いです。事前にお見積りの時にわかる場合はお見積書に、記載・説明し追加でこのような工事が必要になると口頭でもご説明いたします。

しかしながら、今回の様に3Fの壁で一見何の不具合も見られない場合は仮設足場を組んでみないとわかりません。今回も下からの現調では何も問題なく、実際近くで触ってみて初めてわかる状態でした。高層になるほど分かりずらい箇所が出る場合が多いと思います。

次回は実際のサイディングの補修工事について書きたいと思います。

お塗り替えをお考えの方は

相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談ください。