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2023.11.27
屋根塗装工事について
ここ10年の今の新築の8割以上の屋根はスレート(コロニアル)瓦で施工されています。あとは洋瓦でしたり、アスファルトシングルでしたり、ガルバリウム鋼板やステンレス屋根という材質で形成されています。
従いまして、ここ10年位は必然的に8割以上のお客様の屋根の塗り替えがコロニアル塗装という事になります。
色々な施主様の屋根を拝見させて頂きますが、一度以上外壁・屋根塗装工事を行っている場合は前回塗装で如何にしっかり塗っているかが、重要になってまいります。
前回塗装工事又は、最初の屋根塗装工事で高圧洗浄をしっかりしていなかった場合10年経たないで剥離現象が起きます。
上の写真の3.4枚目は端部分が少し剥げている程度なので10年経過していれば、経年劣化が原因とも考えられますが、もっと広範囲に塗膜が剥げている場合は、高圧洗浄でより広範囲で剥離します。
そのような場合のれ原因は前回塗装の時にしっかり高圧洗浄が出来ていない可能性があります。上の写真1.2枚目を見て頂いてもお判りになると思いますが、高圧洗浄で洗った場所と洗っていない場所を比べてみたら、どれほど屋根にコケ・汚れが付いているかお判りになると思います。
手作業ではこれほど完璧に落とすことは不可能ですのでやはり機械での高圧洗浄は必須作業となります。
この苔を放置して塗装工事をしても、いくら密着を高めるプライマーを塗布しても塗膜が食い付くはずかありません。プライマーが食い付かない状態で上塗りをかけても当然早い時間で剥離してきます。
剥離現象の厄介なところは次の塗装の時に剥離した場所がクレーターの様に段差が出てしまい、近づいてみるとその段差が分かってしまう事です。(大抵屋根は近づいてみることが無いので塗装すれば下から見る分には綺麗に見えます)
ですので、4.5年でも早い段階で屋根の剥離を目視で確認出来るくらい酷い状態であれば塗り替え工事をお勧めいたします。また、そのような場合等で、施主様から「屋根しかやらないから足場なしで出来るから安くできない?」等よく質問されますが、仮設足場+メッシュシートの囲いなしで、屋根を高圧洗浄する事は不可能です。
写真の様に酷い苔・汚れが高圧の水によって散布されればご近所の家・車・所有物又は、道路を往来している人や車に確実に掛かります。そして、そもそも屋根にある程度の勾配がついている場合は仮設足場がないと危なくて洗えません。
ですから、屋根を塗装するという事は仮設工事が必須となるので費用が抑えられるどころか、仮設工事をしたのに屋根塗装工事しかしないので割高となります。
色々な事情があり、どうしても屋根塗装のみしかできないのであれば仕様がありませんが、出来れば外壁塗装と屋根塗装は1回でまとめたほうがコスパが良いと思います。
屋根塗装工事は塗る事の方より高圧洗浄のほうが大切なのです。
屋根塗装工事をお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談ください。