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2023.11.24
神社の鉄部塗装及びモルタル塗装工事②
前回は下準備の高圧洗浄と鉄部塗装・モルタル塗装の下塗りの塗料と塗り方についてご説明させて頂きました。一日置いてしっかり乾燥させてから、いよいよ上塗りとなります。
まず、使用する塗料ですが、これも業者さんによって選ぶ塗料はまちまちだと思いますが当社で今回の神社さんは弱溶剤の2液タイプのシリコン塗料を使用しました。
シリコン塗料とはシリコン樹脂を含み、外部の環境要因(紫外線・雨・風・温度変化など)に対して非常に体制があり、柔軟性にも富んでおり、表面の収縮や伸縮に追従いたします。これにより建物の動きに対してクラックの発生を抑制いたします。
また、薬品等にも耐性があり、化学的な腐食や変色を抑制し、雨や湿気にも強い大変優れている塗料の一つです。極端に安い塗料ではありませんが性能の割にはリーズナブルでコスパは良いと思います。
その塗料を鉄部・モルタルに塗って行きますが、前回も少し触れましたが、塗料は一斗缶を開けてそのまま塗るものではありません(中には無稀釈でそのまま塗るものもございます)通常は塗料用のシンナーと言って塗料を稀釈する専用のシンナーで薄めていきます。
皆さんが想像しているシンナーは、おそらくラッカーシンナーいう物で臭いがきつく、頭が痛くなるような物を想像するでしょうが、それは、ペンキを落とす掃除だったり、刷毛を洗う物だったりするもので塗料用シンナーは塗料を伸ばす(薄める)専用のシンナーで、臭いもラッカーシンナー程きつくなく灯油のにおいに近いものです。
その塗料用シンナーで規定の稀釈率で塗料を薄め塗って行きます。当たり前ですが、この時に稀釈が多いと塗料が薄くなり、本来の塗膜効果が発揮できず、錆の発生が早まる恐れがあります。
昔はこのように材料を少なくして出費を抑えるために薄めて仕上げていた塗装業者も結構いましたが、最近はあまり聞いたことが無いので余程酷い業者じゃない限り大丈夫だと思います。
このように、鉄・モルタルをシリコン塗料で仕上げて終了となりますが、鳥居の仮設足場は塗料が乾燥する前に撤去し、三角コーンのバリケードだけ残しました。
ペンキが付く分には構いませんが仮設足場は怪我をする恐れがあるので。灯篭はガラス部分にペンキ塗りたての紙を貼り対処いたしました。
それでも子供たちの触ってしまう事がありますが怪我する事はないと思うのでこれ以上やりようがないと思います。
このようにして無事お世話になっている神社の塗装工事を終了させて頂きました。公共の場所の塗装工事は不特定多数の方がいらっしゃいますのでそこに特に気を使って塗装工事を進めています。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談ください。