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2023.09.01
外壁塗装・屋根塗装の塗料について
外壁塗装や屋根塗装の所謂建築塗装に使われる塗料は様々な種類が様々な塗料メーカーから出ています。ご自宅の外壁や屋根にいったいどんな種類の塗料を選択し塗装すればよいのか一般の方はまずわからないと思います。
塗料の材質によっては3~5倍値段の違う塗料も存在しますし、一概にこの建物、この外壁、この屋根材にはこの塗料が合いますというのはないと思います。見積にきた塗装業者さんに色々お話を聞いて、質問をぶつけて自分が材料の説明と料金で納得した材料で外壁塗装の依頼をすればよいと思います。
今日はどこの塗装業者でも大体スタンダードな塗料について説明したい思います。
まず、塗料大きく分けてには水性タイプと溶剤タイプがあります。まずそこの選択肢からだと思いますが、一概に水性塗料は悪く溶剤塗料は良いみたいな認識がありますがそこの固定観念は取り除いて頂いて結構です。
近年の水性塗料は色々に素材の物が出ていますが決して有機溶剤型に劣るものではございません。ものによっては水性塗料のほうが良い場合もございます。溶剤系には 1液型・2液型があり一派的には2液型のほうがお値段も高く、良い塗料と言われています。
それを踏まえてスタンダードに塗料についてご説明いたします。まずウレタン塗料ですがこれはその名の通りウレタン樹脂を含む塗料で非常に対候性が高く屋外での使用に適しています対候性にも優れており変色や劣化に対して抵抗力があります。対候性が高いため色の劣化やフェードが少なく長期間にわたり鮮明な色を保ちます。
またウレタン塗料は柔軟性に富んでおり温度変化や建物の膨張・収縮に対しても適応する塗料です。今日ご紹介する塗料の中では一番安価ですが安価だからといってすぐダメになるような塗料ではありません。しっかり塗れば建物の状況や状態にもよりますが普通に10年持つ塗料だと思います。しかし、近年は外壁・屋根塗装にこのウレタン塗料を使う業者さんはいないと思います。なぜならその上のシリコン塗料・ラジカル塗料と一斗缶当たりの値段がそんなにあるわけではないのでより良い塗料をお勧めしている状況です。
次にシリコン塗料ですがウレタン塗料と一緒でシリコン樹脂を含む材料となります。基本的にはウレタン塗料の上位互換だと思っていただいて結構だと思います。ウレタン塗料・シリコン塗料には水性系と弱溶剤系がありどちらを業者さんがお勧めするかはその業者さんの経験値だと思います。水性のほうが良いと思っている業者さんもいれば弱溶剤を良いと思っている業者さんもいるので一概にどちらが良いとは言えません。ただ、一つだけはっきり言えるのは塗料の良しあしではなく、臭い・臭気の問題であれば断然水性系のほうが臭いはしません。
弱溶剤系は弱と言っても溶剤(油性)なので臭いはします。塗装工事は養生と言ってビニールで目張りする作業がありますが、これがある状態で弱溶剤を塗ると臭気が外に逃げず内側にこもります。ストーブの灯油位の匂いなので気にならない方は気にならないレベルですが、臭いに敏感な方は結構きついかもしれません。以前当社のお客様一人だけですがで弱溶剤系のシリコン塗料を使ったら家にいられないと言って近くのホテルを取ってた方がいらっしゃいました。
なので臭いに敏感で弱い方は水性系の塗料をお勧めいたします。最後にこの中では一番新しい塗料ラジカル塗料のご説明です。
ラジカル塗料とはぱっと聞くとラジカルという樹脂成分が入った塗料と思われがちですが、そうではなく、ちょちと難しくなりますが、高耐候酸化チタンと光安定剤によるW効果で耐候性を高める「ラジカル制御」技術により紫外線に強い1弱溶剤系シリコングレードを超える強靭な塗膜を形成し長期にわたり塗膜を美しく保ちます。ラジカル塗料は基本的に水性塗料なので臭いの心配はありません。
今現在一般的な塗料としてお見積りに出してくるのは シリコン・ラジカルの2択だと思います。この2択であれば水性・弱溶剤のどれを選ぼうがきちんと3回正しい塗り方をすれば間違いないと思います。値段にもそんなに差がないと思います。以上が今現在のスタンダードな塗料のはやりです。
また、どうしてもハイグレードな塗料にしたい方はまたそれはそれで色々な塗料がございます。又の機会にご紹介したいと思います。
シリコン・ラジカル塗料 水性・弱溶剤等の塗料のご相談は 相模原市外壁専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にお任せください。