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2024.05.16
通気胴縁
外壁塗装工事のお見積りに行かせてい頂く事がありますが、まずお電話で「外壁の塗料が剥げているのでそろそろ塗り時期かな」とか、「外壁塗装工事をして5年位しかたっていないのに剥げてきたので見てほしい」と言うようなご要望をよく耳にします。
大体この様なお話の場合はサイディング壁が多いのですが、現状の剥げ方を見ないと、お電話の説明だけでは判断できません。
ご依頼を受けて拝見させて頂くと、本当に塗膜のみが剥げているケースはほとんどなく、建て方の問題か、シーリングの問題かどちらかの場合が多いです。
シーリングの問題の場合は前回塗装に縦目地シールの撤去・打ち替え工事をしていない、又は新築時から一回も塗装工事をしていないのでシーリングが痩せて割れているという2パターンです。
どちらもシーリングが痩せて切れて中に水が浸入して、凍害でサイディングが水によって浸食され、塗膜が剥げているというよりはサイディング自体がボロボロに剥げ落ちている感じです。
このケースですと特にコーナーのサイディングが一番多く現れます。
もう一つは建てる時にサイディングの下に通気胴縁を入れずにサイディング直貼りをしているケースです。これは今はもうあり得ない工法ですが、30年前は普通に行われていた建て方なので、古いサイディングの家に結構起きる現象です。
通気胴縁を入れて水や湿気を逃がしてあげればサイディングの浸食はおきませんが、直貼りですと結露によって出る水・湿気が逃げ場をなくしサイディングを通して表に出ようとしますのでサイディング自体が凹凸が出来るほどにボロボロになります。
前者の場合であればシーリングを打ち直し(酷い時は部分的にサイデイングを取り換える時もあります)塗装工事を行えば収まりはつきますが、後者の場合はあらゆる箇所に出ますので基本的には全面サイディング貼り工事となり莫大な費用が掛かってしまいます。
これは塗装ではどうにもできないので外壁工事となってしまいます。ケースによっては部分取り換えで済む場合も、1面サイデイング貼工事で済む場合もありますが、拝見させて頂かないと一概に幾らとは言えません。
このような現象が少しでも出ているのを発見しましたらすぐに業者さんに見て頂き、判断を仰ぐ事をお勧めいたします。
お塗り替えをお考えの方は
相模原で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。