ブログ
2024.01.09
マンションの大規模改修工事③
戸建ての外部塗装工事と集合住宅(賃貸マンション・分譲マンション)の改修工事の様々な違いを2回に渡り書いてきましたが、最後はマンション特有の必ずある鉄部塗装工事に焦点を当てて書いてみたいと思います。
鉄部と聞くと「今どき鉄なんか使っている場所あるの?」って思うと思います。
確かに近年の戸建てで鉄を使っている場所など皆無です。
大概はステンレス・アルミ等で新築は形成されています(戸建ての一番下にある水切りとキリヨケ屋根は鉄部の場合があります。)
一昔前であれば戸建てもベランダが鉄製で出来ているものが多かったり、トタン屋根があったり、面格子が鉄であったりと鉄を使って家を作っていた時代もありました。
マンションも昔は非常階段が全て鉄で出来ているものが多くありましたが、近年はそんなものは無くなりモルタルで躯体一体型の階段となっている物件がほとんどです。
しかし、未だにマンションで鉄が使われている箇所があります。それはPSドアと玄関枠です。
これは今の時代でも鉄が使われていて(そうじゃない物件もございますが)大規模改修工事とは別に定期的に塗装工事が行われている箇所です。
これらの鉄部塗装工事は仮設足場が必要ありませんので大規模改修に合わせる必要もありません。
尚且つ、鉄部塗装は15年も引っ張ると錆が出て確実に腐食するので5年〜8年位で定期的に塗る事が必要です。
管理組合があり、管理会社さんが入っていると定期的に管理会社さんから鉄部塗装工事を提案されると思います。
マンション竣工時からの修繕計画書にもおそらくそのサイクルが書かれてているものだと思います。
ですので、分譲マンションに至っては、定期的に鉄部塗装工事がおこなわれているます。
賃貸マンションはオーナー様の考えなので余程酷い状態にならないと鉄部塗装工事のみの工事はせず、大規模改修工事に合わせて鉄部塗装工事を行う事が多いと思います。
鉄部の状態が酷くなければそれでも良いと思いますが、理想は分譲マンションの様に5~8年で鉄部塗装工事を行いたいですね。鉄はモルタルと違い経年劣化が激しいので。
PSドアとは、ガス釜が入っている扉の事でそこの鉄枠・扉(表だけ塗る場合もあるし両面塗る場合もあります)の事で雨が余り当たりませんが結構経年劣化が激しい箇所です。
滅多にありませんが、古いマンションであまり手入れをしていない場合は下の方が腐食して穴が空いてしまうケースも何度か見ています。
玄関枠は基本出面のみの塗装となりますが、場合によっては内枠も塗る場合があります。ただ、内枠を塗る場合は最低2回在宅して頂く事となるので、実際は中まで塗るケースはあまりないかもしれません。(そのマンションの管理組合さん次第だと思います。逆に賃貸マンションではまず内枠まで塗る事は無いです)
戸建てでも集合住宅でも鉄部が使われている場合は他の塗装部分より気を使って注意して状態を確認して少し早いくらいの塗装工事をお勧めいたします。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。