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2023.12.16
塗装工事の塗料選択と対応年数に関する事①
外壁塗装工事を長年請け負っているとお客様から色々な質問をされます。「何年に一度塗り替えればいい?」とか、「塗料は何が良いの?」、「塗装する時期はいつが良い?」などなど。
お客様は素人なので何もわからないのが当たり前です。ですからお聞きになられることは良い事だと思います。「面倒くさい客だと思われたら嫌だな」とか思わずにご自分が納得するまで質問したほうが良いと思います。
今日は上記のよくある質問について書きたいと思います。
①「何年に一度塗り替えればいい?」
これは皆さま大体想像できると思いますが、外部塗装工事は約10年前後でのお塗り替えが最適です。
もちろん家の使っている材質や気象条件やご自分の経済的な所等で変わってきますが、理想は10年位です。
色々な条件がございますが、例えば家に木枠や木の破風板等、木部が多く使われている場合は少し早めの方が良いでしょう。木部・鉄部は基本的に外壁(サイディング・モルタル)と比べて、どんな良い塗料を塗装しても対応年数は劣ります。定期的に塗り替えても20年以上になれば木部・鉄部はどこかしら腐ってきて塗装以外の工事が必要になるケースが多いです。
ですので、外壁がクラックも少なく、色あせも少なくても、木部・鉄部が多い昔の家に関しては外壁を見るより、木部・鉄部の劣化具合で塗装時期を判断したほうが良いでしょう。
裏を返せば、屋根が塗らなくてよい瓦で全てモルタル作りの家であれば壁が余程のチョーキング(白い粉が浮く)やクラック(ひび割れ)が無ければ14.5年持つ場合もあります。
これに屋根がスレートの場合はまた話が違ってきます。屋根は外壁とは違い経年劣化が激しいので14.5年塗装工事を引き延ばすと、その時には剥離現象を起こして、余り酷い場合は塗装工事ではなく、カバー工法での被せ工事となり、塗装工事より多く費用が掛かってしまう事があります。
サイディング壁の場合も、昔の古い12mmのサイディングでなければサイディング壁自体は余程環境が悪くなければ12.3年持ちますが、シーリング(目地ジョイントのゴムの様な部分とサッシュ廻りのゴムの様な部分)が10年行持たないで亀裂・痩せ現象が出て、南側では酷い場合は無くなってしまう事も多々あります。
ただ、シーリングに関しては従来の変成シリコンでなく、最近はちょっと単価は高いですが、20年〜30年持つというオートンイクシードと言うシーリングもありますのでそちらを施工時に選択し打ち変えればサイディングでも壁の状況次第では15年前後は行ける可能性もあります。
最初に初期投資して塗装期間を伸ばすか、通常のシーリングで10年前後で塗り替えるかはお客様の選択詩だと思います。
いずれにしても外壁塗装・屋根塗装・シーリング工事・木部・鉄部塗装等を総合的に鑑みますとやはり約10年〜11年位が理想だと思います。
ただ、それぞれ家の形状が異なりますので、前回塗装工事、又は最初の塗装工事の際は、10年前後経過したら塗装業者さんを呼んでご自分の家に合った時期に塗装工事を行えばよいと思います。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談ください。