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2023.10.31
仮設足場の重要性
今回は仮設足場の重要性について書きたいと思います。仮設足場とは外壁塗装工事や様々な改修工事を行うために家の周りを鉄の棒や板で囲い、その上に工事により発生するゴミ等が飛散しないようにして、その鉄の囲いを利用して作業を行う物です。
町を歩いていると必ずどこかで見かけるはずです(新築の建売等場所では何棟も建っていますし、改修工事でもあります)この仮設工事がプロの足場屋さんではなく、他の専門業者が自分で単管で組む場合様々な弊害が出る場合があります。
今回は私は塗装業者なので塗装業界の仮設足場についてお話しします。塗装工事に関しては単価足場ですと作業効率が悪くなりますし、必ずではありませんが丁寧な仕事が出来ずらくなります。
やはりプロが組む足場とでは届かない箇所や無理な姿勢を取らないと作業が出来ない等色々弊害が出ます。それに一番は単価足場で組みますと、一側足場(くさび式)と比べて強度が弱く台風等の強い風が長く吹くとメッシュシートがあおられて足場が倒壊しやすいです。
よくテレビで突発的な風や台風で高層ビルの一側足場が倒れたというニュースを頻繁に見ますが、一側足場でも耐えられないものは単管では到底耐えられません。当然台風が来るのを事前にわかっている場合はメッシュシートをたたみますが、それでもニュースで見かけるものはメッシュシート無しで倒壊しています。
もし、ご自宅で足場が倒れて隣の家を破損させたとなると修復は保険対応出来たとしても今後色々気まずいですし、最悪お怪我させてしまったら大変なことです。
ですから仮設足場はしっかりとプロの足場屋さんに施工して頂き細心の注意を払って安全を確保して施工してもらいます。少しの「大丈夫だろ」がとんでもない事故につながりますので注意しすぎることはありません。
少し違うかもしれませんが、右の写真ですが、5.6回建てのビルの部分防水塗装工事のため仮設足場を何時もの足場屋さんにお願いしたところ「足場を2階分まで建てたところで地面に1ケ所穴が空いた」との電話を頂き、慌てて現場に行ってみると中は結構な空洞になっていましたのでこのまま無理に仮設工事を続けても地面が抜けて足場が倒れる恐れがあるのでストップしてもらい、すぐにオーナー様のところに行き写真を見せて事情を説明し、足場屋さんに今日建てた仮設足場もいったんバラしてもらい、後日土木工事で完全に土台をしっかりさせ、また再度仮設足場を立ててもらいました。
このように塗装工事で人様が大けがをしたり亡くなったりすることは基本ありませんが仮設工事は扱っているものが重たい鉄で出来ていて高層階までそれを上げますので落ちたり、倒れたりしたら大変な事となるので細心の注意を払い出来ましたら単管足場ではなく プロの足場屋さんの一側足場(くさび式)で施工をすることをお勧めいたします。
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