外壁塗装工事の流れ②

前回は塗装業者の選定の仕方等について書きました。今日はその後の塗装工事の工事開始からの流れを書いてみたいと思います。

その前に前回外壁色・屋根色・付帯部分の色を決めると言いましたが、付帯部分良いとして、外壁・屋根の色ですが、普通に好きな色を選んでいただいてよいのですが、今の塗料は艶消し・3部艶・5部艶等、細かく艶の出し方についても選べますので塗装業者さんに質問して施主様の家に合う艶をアドバイスしてもらうとよいでしょう。

こだわりが無ければ基本的には艶ありで良いと思います。艶消しを使うのはジョリパッドやリシン壁のような現在も艶が無いタイプが多いと思います。

でも、これも施主様の好みなのでどちらでもよいと思います。結局は色・艶に正解などなく施主様が選ばれた色・艶が正解なのです。

さて、いよいよ塗装工事の開始ですが、その前に大変重要なことがあります。近隣居住者さまへの工事のご挨拶です。事前に〇月〇日より〜様邸外部塗装工事を行います等が書いてある文書(当社ではこれにタオルを付けています)施主様が指定する近隣居住者様分に配布・挨拶いたします。

これをすることにより塗装工事がトラブルなくスムーズに進みます(隣接してい家は全てあいさつしたほうが良いです。あとは地形により隣接していなくてもご迷惑が掛かるようなところは行ったほうが良いので業者さんに行ってもらいましょう。※施主様も業者とは別に挨拶しておいたほうがなお良いです。

トラブルがあると業者さんも困りますが、施主様もご近所で何かあると気まずいので。それが終わり、予定した日に仮設足場を立てます。

足場屋さんにも細心の注意を払っていただいて作業にあたってもらいます。またこの時、施主様の家が交通量の多い場所や人がたくさん通る場所、トラックを置くと車が通れなくなる道路等であれば、道路使用許可を取り、警備員を付ける必要があります。※基本は全ての道路を使い荷卸し・搬入をする場合は道路使用許可の申請が必要で、届出ないと警察がきて工事中止となります。

仮設足場が終わると、次の工程は高圧洗浄です。外壁・屋根・付帯部分・ガラス窓・網戸等洗っていきます。近隣に車がある場合は事前にお車にビニールをかける承諾をもらいご迷惑をかけないようにします。

そして十分に乾燥させて、サイディング外壁の場合は　シール打ちとなります。縦目地撤去　撤去打ち替え、サッシュ廻り増し打ちを行い硬化させます。次の工程から塗装工事に入って行きます。最初は養生と言い汚してはいけない場所をビニールで覆います。ペンキが飛ぶと掃除が大変なのでしっかり養生します。

そして、どこの業者さんも基本は3回塗りなので下塗り・中塗り・上塗りと塗って行きます。この時下塗、乾燥　次の日　中塗り　乾燥　次の日　上塗り　乾燥と3日間かけます。

たまに追っかけで塗っている業者さんを見かけますが、塗装工事は他の工事みたいに時間をかけて追い込めば早く終わる工事ではないのです。塗料にはメーカー指定の乾燥時間という物がありこれをしっかり守らないと後々剥離・膨れ等トラブルの元となります。

そして、その合間に付帯部分をぬり、最後に養生をはがして出てきた塗装箇所をしっかり塗って　掃除をし、最終確認をして終わりとなります。施主様に見て頂きOKであれば足場解体となります。

その後を塗装業者さんの指定方法でお支払いとなり完了致します。業者さんによっては手付・中間金をとる事もあるので事前に確認しておきましょう。

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