ブログ
2023.09.12
火災保険の適用
何年か前に当社のリピーターの施主様からお電話頂き、「屋根が無くなって雨漏りがすごかったので何とかしてほしい」との事。
その前日は台風で大荒れの日でそれに伴い屋根から雨水が浸入したと思ったのですが、そもそも、屋根が無くなったと言うワードの意味が解らずとりあえず施主様の家にお伺いしてみました。
ご自宅を拝見させて頂くと東側の屋根がスレート瓦のみならず野地板も一緒に風で飛ばされたようです。幸い近隣の家が遠く、何かしらの事故にはならなかったようですが、早急に回復修繕しないと台風シーズンでしたので何時次の台風が来るか分らない状況でした。
施主様とお話しして火災保険の適用のお話をして火災保険での対応となりました。これ皆さんあまり知らないかもしれませんが、火災保険は火事だけの保険ではありません。契約している保険会社さんにもよりますが、大抵の火災保険には風害・雪害の特約が付いていますので、雨風で何かが破損したり、雨漏りしたり、雪で雨樋が折れたり、カーポートが壊れたりした場合は火災保険が適用できます。
ご自分の入られている火災保険会社に電話して状況説明して保険適用が可能そうであれば、保険会社から書類が送られてきます。その後送られてきた書類に記入し破損した箇所の写真と復旧にかかる業者のお見積りを添付して保険会社に送り返します。
あとは保険会社さんによりますが、すんなり保険が出る場合と、保険会社さんが現調に来る場合もあります。保険が適用になるかならないかは保険会社さんの判断なのでそこは絶対保険が出ますとは言えませんが、聞いてみる価値はあると思います。
入っている保険によってはお見舞金で一律10万円しか出ないものもありますし、満額出る場合もあります(修繕費用が18万円前後以下である場合は出ません)近年はこれを利用した保険の水増し請求で利益を出している業者さんがいるらしいので保険会社さんも厳しくなっています。
例えば 通常仮設足場20万円 雨樋交換工事 25万円 計45~50万円で雨樋交換工事が出来るのに 仮設足場 60万円 雨樋交換工事 65万円 計125万円で保険会社から振り込まれた後でその業者70万円キックバックして下さい、と言う様なことです。
営業で「お宅の雨樋ただで直してあげますよ」というような業者さんには注意してください。下手すると保険会社さん訴えられかねません。当社でも火災保険の適用のお手伝いはしますが、あくまでもお手伝いでお見積りを出して、書類の書き方を教えて提出し時に保険会社さんから電話があるので対応するだけです。
そもそも当社に電話が掛かってくるのは外壁塗装工事の件でのご相談が多いのでそのついでに何か破損した箇所を直したいという流れが多いので保険で儲けようと言事がありません。
外壁塗装工事で仮設足場を組むのでなにかを直したい、では火災保険の適応を申請してみたらどうですか?とアドバイスしてその後書類のお手伝いです。
あとは保険会社さんと施主様の御話になります。ただ、本当に風害・雪害で破損したのであればダメもとで火災保険の申請はしてみるべきだと思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。