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2025.07.15
長尺シートの役割
戸建て住宅にはあまりない事ですが、集合住宅には解放廊下や外階段が付いています。(稀に戸建て住宅でもある場合もありますが)
この解放廊下や、外階段が付いている時、大抵の場合裏側は鉄部仕上げになっていることが多いと思います(特にアパート等)
当然鉄部なので定期的なメンテナンスが必要となります。
鉄部のメンテナンスとは、錆止めを下地に塗り、上塗りをかけるという、所謂ペンキ屋さんの仕事となります。
この鉄部と言うのは中々持ちが悪く、外壁なとと比べるとはるかにメンテナンス期間のスパンが短いです。
外壁が10年以上持つのに対して、鉄部は使っている場所にもよりますが、5年前後で錆が浮いてきます。
ですので鉄部塗装は本来3年から5年位のスパンで塗り替えるのが理想だと言えます。
足場を架けずに単体で塗装工事を行えるのであれば、5年前後で状況を見ながら鉄部だけを塗装する事も可能ですが、建物全体に鉄が使われていたり、仮設足場を組まないと鉄部が塗れない場合は、外壁全体塗装時に塗るしかありませんので、どうしても全体塗装時に鉄部だけ酷く傷んでいる場合が多いです。(状況によっては鉄骨屋さんを入れて溶接したり、全撤去でアルミに変える場合もありますが、コストがかなりかかります)
上記の様にアパート等で仮設足場を組まずに鉄部単体で塗装できる場合はオーナーさんの考え方にもよりますが、5年前後でメンテナンスをする方もいらっしゃいます。
費用は掛かりますが、長い目で見ますと定期的にメンテナンスをしたほうがコストはかかりません。
上記で書いた通り鉄は腐食しますので、そうなった時に塗装とは比べ物にならないメンテナンス費用が発生してしまいます。
ですから、定期的に鉄部のメンテナンスをしているオーナーさんは塗装の事を良く分かっているなと感心してしまいます。
また、解放廊下や外階段の裏側が鉄部の場合で錆が酷く、何回塗ってもすぐにダメになってしまうケースが有ります。
その場合は大抵、解放廊下・外階段の床がモルタル剥き出しで、雨水か入り込み裏側に廻ってしまっている状況です。
その状況ですと、いくら裏側を塗装工事しても雨水は鉄部の裏側から侵入してしまうのですぐに錆が出ます。
ですのでまず、解放廊下と外階段の床を防水しなければいけません。
床の防水塗装は塗膜で行うか、長尺シートで行うかの2択ですが、何時も書かせて頂いてるように、基本は長尺シートをお勧めしています。
見た目の綺麗さは言うまでもなく、長期的なメンテナンス費用もコスパが良いですし、何より住んでいる居住者様にあまりご迷惑をかけずに施工が出来るという事です。
色々な施工方法があると思うので、塗装業者さんと相談しながら決めればよいと思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。