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2025.02.28
サイディングとシーリング
外壁塗装にはモルタル壁とサイディング壁があります。(厳密に言いますと他にも色々ありますが)
モルタルの場合は余程何かトラブルが無ければ通常通り、モルタル用の下塗りを塗装して、指定された塗料を2回塗れば問題ありません。
しかし、サイデイングの場合は一仕事増えます。それがシーリング工事です。
サイデイング壁は新築時に1.5間・1間・0.5間等のサイデイングボードを貼って行くもので、モルタルの様に全て左官屋さんが繋ぎなく仕上げていくものとは違います。
サイディングボードを1枚.1枚貼って行きますのでその繋ぎにシーリング(コーキングとも言います。ゴムのようなものです)を打ち込み水の侵入を防ぎ、弾力性があるので壁の動きに追従するようにできています。
当然、このつなぎ目のシーリングは経年劣化しますので、10年もたてば、痩せてきたり、切れてきたりします。
新築時は露出打ち(シーリングを打ってそのままの状態)をしますので、南側や・西日が強い面は紫外線にシーリングがやられて、酷い家だと新築時のシーリングが全て無くなってしまっている場合もたまにあります。(町を歩いていて、ベランダ面のサイディングを見て頂くと結構そういう家が見られます)
ですから、サイディングの外壁塗装を行う時は、このシーリングの撤去・打ち替えが必須工事となってきます。
以前厚木市のお客様で、前回塗装の塗装業者さんがシーリングの打ち替えを行わず、外壁塗装をしたらしく、7年しか経過していないのに建物のコーナーのサイディングが雨水によって浸食されボロボロになっている状態でした。
シーリングは割れていて、雨水が入ってその様になるケースは何回も見てきているので、施主様にご説明して、対応策を検討いたしました。
今回のケースはあまりにも浸食が酷く、とても塗装をしてカバー出来る状態ではなかったので、大工さんに入って頂き、悪い部分だけコーナーを変えて頂き外壁塗装を行う事となりました。
状況によっては取り換えずに塗装で済む場合もございますが、サイディング壁の状態になりますので、そのような現象を見かけたら早めの対処をお勧めいたします。
そうする事で余計なお金をかけることなく家を長持ちさせることが出来ると思います。
勿論、最初か外壁塗装を行う時にシーリング工事を行っていればこの様な事は起きなかったので、ご自宅がサイデイング壁の場合は、現状目視でシーリングが大丈夫そうに見えても必ずシール工事は行うべきだと思います。
お塗り替えをお考えの方は
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