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2023.12.12
サイディングの補修工事②
さて、前回の①から少し時間が空いてしまいましたが引き続きサイディングの補修工事についてお話ししたいと思います。
前回はサイディング補修工事の発見から補修工事までの流れを説明いたしました。今日は実際にこのような場合、どのようにして補修工事を行うかを書いていきたいと思います。
施主様から補修工事を依頼されて、現状ただ、塗装工事(塗装を厚く塗る、塗り回数を増やす等)を行うだけでは問題解決に全くなりません。
色々業者さんによってやり方があるとは思いますが、当社ではこのような場合、目地から目地のサイデイング1枚を取り外し、新規サイディングを張り付けるという工事で補修するのがベストだと思っています。
大工さんに現状を話、一度見て頂き判断して頂きました所、新規サイディングわ貼る事は可能との事でした。ただ、花壇受けがサイディングに絡んでいるので一回取り外し、新規サイデイングを貼り、廻りをシーリングして塗装工事をした後、また取り付けるという工程でした。
また、サイディングは年数が経ちますと同じ柄はなく(この場合はハウスメーカーさんなのでハウスメーカーさん以外ではどのみち手に入りません)似たような柄、そして年数によっては厚さも異なりますので出来るだけ近い素材で合わせるという作業となります。
基本的に昔の古いサイディングは厚さ12mmでしたが、現在12mmのサイディングは作られていません。今は最低14mmなので、部分取り換えすると少し出っ張る位になります。
と言っても気にならない程度なのであまり気にすることもないかと思います。
今回、触ってみてサイディングの表面は生きていたのですが、恐らく皮だけで中身はボロボロだと推察できる状態でした。
ですので下地がどのようになっているか分からないので大工さんも「開けてみないとわからない」と言っていました。その旨を施主様にあらかじめご報告して了解は得ていました。
全ての外壁塗装工事が完了し、大工さんに入ってもらい剥がしているのを立ち会いましたが、写真の通り中は段ボールが濡れてグズグズになっていて取るときも砂を取るようにボロボロ落ちていきました。
びっくりしたのが下地が無かったことです。通常は通気胴縁があり、透湿防水シートも入っているのですが、軽量鉄骨に断熱シートを挟みサイディング直貼りで貼られていました。
建築屋ではないので良いのか悪いのかははっきり言えませんが、大工さんもびっくりしていました。
全てのサイディングを取り払い、新規サイディングを貼り(厚みが違うので気持ち出っ張っていますが気にならない程度です)、廻りを水が入らない様にシーリングして頂き、廻りの壁と同じ色で仕上げてました。
サイディングのパターンが同じものが無いので少し違いますが、全て塗装すると分からないと思います。
このようにサイデイングの状況によっては塗装工事ではなく、貼り換える場合もありますので参考まで覚えて頂ければと思います。
お塗り替えをお考えの方は
相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社に是非ご相談ください。