現場日記
2017.05.26
外壁塗装工事の際の付随工事
外壁塗装工事を行う際に色々と見えない部分が仮設足場わ組む事でわかる場合があります。先日外壁塗装工事を行いましたお客様ですが 当初から雨樋があちこち壊れていて 昔の丸樋はでんでん(金具)も今の雨樋と比べると間隔が広くゆがみやすいです。その為勾配がおかしくなり集水器に水が集まらなくなり雨水が雨樋の途中から溢れ出ている状態でした。施主様とお打合せを繰り返し、雨樋を全撤去し新たに角樋の新規取付を行う事となりました。一部は勾配補修で残して、ダメなところだけ撤去取付という考えもありましたが、取り付けた時期が同じであればいずれ残りも新規取り換えとなり、また、足場代がかかりますのでこのような工事の場合は多少お金がかかっても全部新規取り換え工事をお勧めいたします。また、ご家庭で入っておられます火災保険でも風害・雪害による損壊等であれば保険適用される場合がありますので、工事の前にご自分の保険会社に確認を取るのもよろしいと思います。(保険会社・保険内容によって色々ですので)
また、今回の施主様の外壁塗装工事では当初のお見積りでは含まれていませんでしたが、褄側の天井に木部モヤがありました。下から見ている分にはただ塗装が剥げているな位しか見えませんでしたが足場を架けてみて高圧洗浄で外壁を洗っているときに見てみますと中が腐っており、触っただけでボロボロと崩れ落ちる部分が全体にありました。こうなりますと塗装工事の範疇ではなくなります。この状態を無理やり塗装しても1年とたたず塗膜は持たず、最悪は崩れ落ちてしまいます。施主様にご相談しせっかく板金屋さんが雨樋工事で入っていますのでモヤに板金を巻くことをご提案させて頂きました。
板金を外側から巻くことにより水も入りませんしモヤ自体が崩れることもありません。
この様に一口に外壁塗装工事と言っても色々な付随工事が発生します。もちろん塗装工事以外何も悪い箇所がなければ外壁塗装工事のみで済むケースがほとんどです。しかしながら、足場を組む前にわかる場合は事前にお見積りを取り ご相談・お打合せをさせて頂き 外壁塗装工事に伴い付随工事を進めていきますが、足場を組んで初めてわかるケースも間々あります。状況に応じて部分補修で聞く場合は当社で賄う事が出来ますが、どうしても必要な工事であれば専門職を入れてご対応となります。もちろん施主様とご相談の上ですが。足場が有る状態でないと工事が不可能な場合でどうしても必要な工事であればやることをお勧めいたします。そうでないと足場代がまたかかり、状況が悪いと今回の外壁塗装工事の時より大工事になり、コストが莫大に掛かる場合もございますので、外壁塗装の際にはペンキ屋さんによく見てもらいご相談するのが宜しいかと思います。