現場日記
2017.05.13
ベランダ排水口のつまりによる弊害
先日の施工していた現場でベランダの裏側(1F天井部分)が不自然な剥がれ方をしていました。塗膜が剥げているというよりはボード自体に水が廻り腐食している感じです。
ベランダの床はFRP防水でしっかり防水されていましたし、割れている場所も見受けられませんでしたので、ベランダの排水口が汚れ・ゴミ等で詰まっている場合が多くありますので
仮設足場を架け、高圧洗浄の時に排水口の中を洗い流してみました。しかしながら水は一向に流れず竪樋の中も水がぎっしり入っていて天井から水が溢れ出ていました。
竪樋の下を見ましたところ地中に横引管が走り、道路又は、浸透桝まで雨水を送っている思い、どこで詰まっているのかな?思い施主様にご相談してみますと元々竪樋は切り口が地上から数センチ上に
出ており、砂利を敷いたりし、長年経過して土が上がり切り口部分がすっかり土の中に入り込んでいました。当然雨水は地中で逃げ場を失い、大雨の時はベランダ迄遡りベランダの中に水があふれ
その下の天井に流れ腐食したと思われます。
地面を掘り返すと施主様がおっしゃった通り切り口が15センチ以上も下からで出来ました。竪樋を糸鋸で途中から切ると中で溜まっていた水が洪水のように溢れだしてきました。
その後雨樋のエルボーを取り付けて完了です。これで雨水がしっかりと排水でき、天井に水が回る事もありません。
外壁塗装工事はほぼ建物の全体を塗装します。という事は建物の全体をくまなく見るという事です。それにより普段気が付かない場所がわかり改善することができます。
当社で出来る範囲の事でしたら無料で補修することもあります。もちろん、専門職を呼ばないと出来ない場合もございますが。
足場がかかっていないと出来ない工事もございますので、是非、外壁塗装の際には塗装業者によくちゅういしてみて頂く事をお勧めいたします。