冬場の外壁塗装工事

今年は暖かいというよりは暑い日が長く続き秋の気配を感じる事が無かったような1年でした。最近になりようやく寒くなり始めたような気がします。

この時期になりますとお見積りに呼ばれて一番質問されるのが、「冬場の寒い時期に塗装しても大丈夫なの?」という事を聞かれます。寒い時期に塗装をすると塗料が伸びなかったり、中々乾燥しなかったりで余り外壁・屋根に良くないという印象をお持ちの方が多いみたいです。

ひと昔前ですと、上記の通り気温により塗料ののりが悪くなったり、乾燥時間が以上にかかってしまい、次の日になっても日陰や風通しが悪い箇所が完全硬化しなかったりで、寒い時に塗装をすることはあまり良くないという考えは確かにございました。

しかし、今は塗料が格段に進歩していますので季節や気温にほぼ左右されることはありません。水性塗料と言うと乾きが悪いイメージがありますが、今の水性塗料は溶剤塗料より乾きが早いものが殆どです。

塗装工事で壁を塗るときは、通常刷毛とローラーを使用して塗装します。刷毛で役物の周りを塗り、平面をローラーで転がしているのですが、当然平面の方が㎡数が多いので、役物の少ない面でローラーばかり使用していると、たった数分でも刷毛が固まって使えなくる場合もあります(夏場はとくに)そのくらい乾きが早いものです。溶剤も2液タイプでも1液タイプでも同じくらいの乾燥の速さがあります。

ですから寒い時期に外壁塗装をするにあたり後々不具合が出やすいという事は今の塗料ではありえません。勿論大前提として正しい塗装方法で外壁塗装を行った場合に限ります。乾燥時間を守らないで塗り重ねをしてしまうと密着が悪く剥離の原因となりやすいのです。

塗料の乾燥時間は気温によって変わってくるので、季節によって違ってきます。基本的には壁・屋根は1日目に塗装をしたら2回目は次の日に塗装するのが通常の塗装工事だと思います。乾燥時間が2時間でも1日で追っかけて塗装をする業者さんは避けたほうが良いでしょう。乾燥時間はあくまで目安なので日陰や風通しが極端に悪く湿気が多い箇所は2時間では完全に乾いていないケースがありますので1につ置いたほうが安心だと思います。

また、冬場は気温が下がりますがどんな気温でも塗装工事を行えるという物でもなく、日中5度行かないような状況の場合は殆どの塗料は塗装をすることを推奨していません。日中5度以下と言うと相模原市周辺では雪が降る予想の時で、ひと冬でも1.2回あるかどうかだと思います。

朝の気温が低くても日中は8度前後までは大抵は上がってきますので冬場と言っても特に影響なく外壁塗装を行う事が出来ます。

後は施主様が「あまり寒い日に塗装工事をするのは煩わしい」と考えるのであれば3.4月迄舞って塗装しても良いと思います。実際冬場にお仕事を頂いたお客様の何割かは「寒いからあったかくなる3.4月でお願いします」と言われるケースも多々あります。

余談ですが、夏場は夏場で「暑いのに塗装工事をするのは煩わしい。涼しくなってからお願い致します」と言う方も結構いらっしゃいます。夏場の場合は養生で窓廻りを全て覆ってしまうので暑苦しいというイメージがありますから、気持ちは分かります。ただ、実際はクーラーも使えるのでそこまで暑さは感じないと思います。

冬場の外壁塗装を行う場合は正しい塗装をすれば工事自体には何の問題もありません。住んでいる方がどのように感じるかだと思いますので、お好きな時期を選べばよいと思います。

ただ、普通の塗装会社あればすぐに施工できるほど暇ではないと思いますので、「この時期に塗装をしよう」と思った2.3か月前に外壁塗装に向けて動いたほうが良いと思います。

お塗り替えをお考えの方は

相模原市で外壁塗装専門のプロフェッショナル川口塗装株式会社にご相談ください。